2011年5月15日日曜日

幽閉

*主のお気に入り、更新しています。こちらからどうぞ。起き上がった瞬間、足の間からとろりとそれが流れ出した。突然の生理で血がこぼれ落ちたときに似て、体の栓が抜けてしまったような、なんとも頼りない感覚。私は思わず口を開き小さく声をあげる。どうした?と顔を上げる主。私は首を振る。なんでもないのです。なんでもない。大丈夫。・・・だけど。ふっと思いついてしまう。そんなはしたないことをしたら主にどう思われるだろうと考えるけど、でも、そうしたくてたまらなくなって、たまらなくてたまらなくて我慢できなくて私は自分の足の間にそっと手をやる。流れ出したものを中指でなぞる。それでも足りなくて、慎重に襞をさぐり、開き...

2011年5月5日木曜日

今ならわかるような気がするのです

もうずっとずっと前の話。 まだ私がここへ来たばかりの頃のこと。 主はにこにこと笑いながらいつも私にこう言っていた。 「悪いことをしたらお仕置きだよ」 主がお仕置きをしたいというのはわかってた。 でも私は悪い奴隷にはなりたくなかった、良い奴隷でいたかった。 その頃は友達も一人もいない、滅多に外にも出ない生活。 悪いことってどんなこと? はしたない服を着て一人でBDSMのスポットに出かけてみる? 人の視線を意識しながら道具で遊んでみる? もの欲しげにうろついてみる? そんなことしたくない。 そんなことできるわけがない。 じゃあどうしたらいいのだろう? 良い奴隷でい...

2011年5月2日月曜日

矛盾

��主のお気に入り、更新しています。こちらからどうぞ。私は主に甘やかされていると思う。私はあれもこれもと数を欲しがるタイプではないけれど、気に入ったものはどれだけ高くても欲しい。首輪やカフでの服装の不自由の分、主も私のおねだりには甘い。そうして贅沢に作られた私の体に、主は自分の楽しみのための色々なものを付け加えてくれる。主の好みのきれいなスキンに、贅沢で淫らな衣装。それに、うんと淫らな反応ができる体で。きっと私は主にとびきり大切に作られている。だけど、その体を。主は縛り歪め、痛めつけ、痕を残し、色々なもので汚し、罵り、貶める。この場所では私は立つことも許されていない。膝をつき手をつき、床を這...