2008年10月31日金曜日

キッチン探してます


(今回も写真と文章が全然関係ありません。またかっ)



この所、二人ともそれぞれ忙しかったり、体調が今ひとつだったり、疲れていたりストレスを溜めすぎていたりして。
なんだかゆっくりしている実感があまりない。


いつもならじわじわと逃げ道を塞いでいくような主も、性急だったり、ただただ欲望のままだったり。
それを嫌だとも思わないし、もちろん後でちゃんと落ち着かせてもくれるのだけど、苦手なことを要求されて出来ないのは、自分自身苦しかったりする。
そう、RLでもSLでも、出来ないという感覚は、自分が一番嫌なもの。







身食いするようなセックスの後、主が言った。

「好きになって、壊したい自分と愛おしい自分が葛藤することが出てくる」

「スイッチの具合が曖昧になって」
「いたぶりたい」
「でも、大事にしたい」
「それがうまく切り替えられない」
「今、正直に言うとそんな事が時々ある」


そういうスイッチはデジタルなものじゃない。アナログなものだからこそ、私たちの間で探りあっていくしかないものでは・・・?

「そうだね」

「今は足下でかしずいていてくれればいい。そんな風に思う」
「穏やかにそばに居ることが僕の望み」
「しおりを虐めたい、貶めたい、それも本当」
「玩具にして、めちゃめちゃにして壊したい」
「でも、安堵を求めてるのも正直な気持ち」

私は笑ってみせる。それはそれでいいのだと。






主も私も、好きな相手としかこういう関係を持たない。
Masterをやってみたい、slaveになってみたいという好奇心のような感覚は、二人ともまったくない。

だからこそ、こういうことは必ず起きる。

ただ、見失わなければいいのだと思う。
愛していること、愛されていることを。
私にとって主がかけがえのない人だということを。






「しおりは僕に全てを委ねてるからこそ、わからなくなると本当に何も解らなくなる」

はい。

「しおりが解らなくならないように」
「僕がいつでも答えをもって、それを示す」
「僕がぶれたら、しおり困るよね^^;」

はい^^;

「ふふ」



という訳で。
全然、という訳で、ではないですが^^;

癒しを求める主は最近、キッチンを探しております^^;;;;;

えーと、redroomではなく地上の家に置きます(redroomにキッチンがあったら笑えるなー。水道ひねったら赤い水が出て来そうだw)
少し調べてみたら、セックスのアニメが何十種類も入っていて、Xcite対応なんてキッチンまである。セックスできるのは主が欲しがるんだから当たり前としても(w)うーん、しおり的には、せめて皿くらい洗えないといやだ!

ちなみに家の中はこんな感じ。




(これは2階。あ、上の写真も2階か。それにしても普通のポーズの写真がない^^;)

という訳で、お皿が洗えて、セックスできるキッチンの情報を現在探しておりますw
お心当たりの方は、ぜひお知らせくださいませw

2008年10月27日月曜日

Bondage Playerと尻尾と甘えん坊

甘えたいのに、どうしたらいいのかわからない時がある。
眠たい子供が寝付けない時にぐずるのと同じかな?

膝の上に抱き上げてもらって、素直に甘えていればいいのに。
なぜかそれがいやで。

だからと言って、どうしてほしいというのもわからなくて。
笑う主が余計に憎たらしくなって、噛みついて歯を立てると脅してみたり。


主は噛めばいいと笑う。

「昔大きな犬を飼っていた頃ね」
「機嫌が悪かったそいつが噛みついてきたから」
「噛ませるかわりに僕も正拳で顔を殴り返したよ^^」


そうして主従をわからせるんだと笑う。

私は余計に拗ねてしまう。
私はお箸も持てるし、言葉だって話せる、犬じゃないと真剣に怒ってしまう。

「でもしおりは尻尾がよく似合うよ」と、主はさらに笑い出す。









主が買ってくれた尻尾は、やっぱりXcite製。
本当はこれは猫の尻尾。犬の尻尾は牛の角みたいで今一つだからとこれを選んでくれた。
歩くとゆらゆら揺れてとても可愛いのだけれど、当然ながらアナルプラグでもあるし・・・もちろん見かけだけじゃない。これの振動は強烈>< 


もう本当に、どうしたらいいのか、拗ねて、半ば本気で噛みついてみる。
筋肉の隙間を探り当てて、歯を立てて、言葉にならない気持ちの分、強く強く噛みついてみる。
歯が筋に埋まり、毛細血管がぷつぷつと切れるような感触を、主にたっぷりと描写してみせる。

主が怒らないから、私は少し怖くなる。
もう噛んじゃいけないと思うのだけど、そう思うのが悔しくて、また噛みついてみる。
子供じみていると思うけど、それでも噛み続ける。


呆れた主が、私を床に降ろす。

口調を変え「散歩だよ」と言い放つ。
そのまま主は私を庭に追い立てた。



誰かが見ているのではないかと、不安で潰れそうになる。
それでも主は首輪につないだ鎖を引き、私を四つん這いでひきずって歩かせる。



「嬉しそうに尻尾振って歩いてるな」



嬉しくなんかない。
怖い。
人に見られることが怖い。
ここは地上で、こんなことをしてはいけない所。
裸よりも淫らな格好で首輪をして、乳首をクランプで締め上げてそれを飾る鎖をぶら下げ、お尻にはプラグの尻尾をつけているような女がいてはいけない場所。

怖い・・・。

外は嫌、お願いですから中に入れてくださいと必死で頼む。
そうしている間にも誰かが通りかかるのではないかと、脂汗が出てくる。
そんなことは主が常に気を配っていてくれることを知っている。
自分が心配しないでいいことも知っている。
だけど怖さは、そんな理屈では消せない。だから主に哀願する。
お願いですお願いです、ごめんなさい。

ようやく主が私を赤い部屋に連れ帰ってくれる。
そしてそのまま何も言わずに、この台上に放り投げた。










手足のカフと台が鎖で繋がり、自動で回転するこのBondage Playerは主のお気に入り。
いつも赤い部屋にはピンク色の台が置いてあるのだけれど、この日は主の気まぐれで青い台を出されたみたいだ。

回る台の上でふらつく体、はずかしくても足を閉じることもできず、ディスプレイされてただ主の目の前でもがくだけ。
いやだと泣きわめいても、主を楽しませるだけ。何を言われても返事もできず、ただごめんなさいと繰り返す私に、主は言う。










「しおりは尻尾があるんだから、返事は「わん」だろう」

はい。ごめんなさい。

わん・・・。

「そうだ」

わん・・・。









「しおりは犬だから」
「ご飯は僕の手から食べて」
「排泄も許可をもらって」
「命令されれば僕の前でするんだよ」


いやです、そんなのいやです

「犬の返事は?」

・・・わん・・・

「よし」
「おしっこしてる時に両手首つかんで顔見ながらさせたりしよう」


うう・・・

「恥ずかしがるのを見たいんだよ」
「しおりには、快楽と苦痛と屈辱全部与えないといけないからな」










もう十分です、ごめんなさいと泣き出した私に、ようやく主は笑いかけてくれる。
落ち着かせてくれるけれど、まだ主の言葉と妄想に犯されたようにぼうっとしている私に、主は優しく話しかけてくれる。



「しおりが僕に甘えるようにね」
「僕もしおりに甘えているんだよ」











「だって、こんなことさせたいなんて本音を受け止めてもらえるの」
「甘え以外のなにものでもないw」

「おっぱいさわったり、お尻撫でてるのも、甘えてるんだよw」



そうなのかも知れない。
サディズムもマゾヒズムも、多分お互いに甘えあってる。
好きなようにさせろというのも甘えなら、好きなようにしてほしいというのも甘え。

けれど、私がそれを自覚するように、主がそれを自覚して甘えてくれるなら。
甘えだと自覚して、なおも自分を絶対者として受け入れろと言うのなら。

それを受け入れたいと思う。

主が私を許してくれるように、私も主を許したいと思う。
私たちは、互いにだけ、とても甘えん坊だ。





2008年10月24日金曜日

枯山水の庭







うーん、equipmentとは違うような気もするけれど^^;

こちらの記事を載せた後、「あの日本庭園はどこですか?」と質問をいただきました。


えー、すみません、これは自宅の一部です^^;
red roomは公海に面した地上の邸の上空にあるけれど、この庭は、内海側の景観保持のために主が持っている土地の上空にあります。










主が首輪のメーカー、Real Restraintの縄を手に入れてから、最初は私に内緒で用意した和室。
元々は室内で遊ぼうと思っていたようですが、二人ともこの枯山水の中庭が気に入ってしまったので、蛍を放したりして楽しんでいたのですが・・・


・・・主にかかれば、それだけで終わるはずもなく。いつの間にか岩には鎖をつなぐためのハンドルが埋められたり、縛って吊るためのものが置かれたり、色々ですが・・・(どんどん禅寺の庭からかけ離れてくる^^;)















秋になってから、主が楓の木を植えてくれました。

真っ赤に色づいた葉が音もなく散る、その木の下にて。











これだけ綺麗な木の下では、

「脱ぎなさい」という言葉に対して

いつものようにはずかしいとは感じなかった。










RRの縄は、胸縄ももちろんついているのだけど

首輪を外させるのを嫌う主が、手足と股縄だけをかける。

主が縄を引き、私は芋虫のようににじり、這わされる。



私を楓に繋ぎ、主は縁側へと踵を返す。

私は一人、白砂の水の波紋の上。

気持ちが静かに静かになってゆく。










主の望むまま過度の苦痛や屈辱や快楽を与えられた後は

まるで心などなくなったかのように無感覚になることがあるけれど

微笑を含んだ視線の前で、裸で地に横たわると

それと同じものが甦る。










主が私を使って描いた、一枚の絵。

2008年10月21日火曜日

プレイではなく






プレイという言葉を、私たちは使わない。
最初から、一度も使ったことがないような気がする。


確かに、私たちがやっていることは、主が自分をMasterに、私をslaveにキャストしたロールプレイに見えるかも知れない。

だけど、私たちは単にサディストとマゾヒストのシンプルな恋愛をしているだけ。愛し方愛され方が主従という形、内容だというだけ。


主は、行為をするために私をここに呼び寄せたわけではない。
「プレイではなく、しおりは奴隷として暮らすんだよ」
その言葉どおり、行為の相手としての奴隷ではなく、主従ごっこの相手でもなく、自分の足許で愛されて暮らす女を、跪いていることで心が安らぐ女を、恋人であり奴隷として探していた。
それが嘘でないことは、私にはよくわかっている。










プレイという言葉に含まれる遊びのニュアンスが、どうしても自分たちの愛し方と一致しないから、その言葉を使わない。

主は私を遊びにはならない程追いつめる。
愛しているから壊したいという想いと、愛したい大切にしたいという想い。
その間で、心を研ぎ澄まして私の様子を探りながら、深く深く追いつめてくれる。

遊びではできないと思う。
心の奥底、やわらかく人目には触れさせない場所を探り、さらけ出させるのだから。
少しでも間違えれば、深く傷つけて、取り返しがつかなくなるようなことをしているのだから。
優しい心の中の凶暴な想いと欲望、もしも拒まれたら自分が傷つくような狂おしいほど真剣な願いを、私に差し出してくれるのだから。










私にしても同じ。

蔑まれ縛られ鞭打たれ吊られるために体をさしだすのは、プレイという言葉のニュアンスでは私にはできない。
その内のいくつかは実際には命に関わることだから。

SLというフィジカルな危険がない世界でそれを安全に受けられてしまうことには、今でもとまどいがある。
アバターだから平気というほど冷めてはいないということかも知れない。


行為に伴う苦痛、屈辱、無力感。
それを快楽に変えてしまうのがマゾヒストだけど、でも心には酷いことも多い。
だから私は、それに快楽を覚える自分が恐ろしいし、恥じる。
同時に、口に出すべきではない欲望だととらえている。

無力感は自己嫌悪と自虐に直結するし、それが実際に表れた時は、心の奥底のことだけに極端な行動に走りやすい。

・・・やっぱり、遊びでやることじゃない。










プレイを望む人を否定しているわけではない。
ここはSL。欲望すべて楽しめばいい。人の欲望は快楽だけではない。虐めたい虐められたい、汚したい汚されたい、堕としたい堕ちたい。色々な表れ方がある。
主も私も全て肯定する。人それぞれなのだから。

主従だけにこだわり、恋愛を一切入れない関係の実現も、ここではRLよりずっと容易いような気がする。
体だけ快楽だけを求める関係も。
それだけをシンプルに楽しむこともあれば、その中でかけがえのない人に出会えることもあるだろう。
震えるような心の交歓が起きることもあるだろう。
体は生身とアバターと二つあっても、心は一つしかないのだから。










最近、このブログの読者ですと言ってくださる方からの連絡をいただくことが多くなりました。
BDSMのカップルのブログのくせに、過激な写真は少ないというのに^^;
ただの変態同士(w)の恋愛日記を楽しみに読んでいると言ってくださる方がいてくださることを、主も私も幸せに思います。
心からお礼申し上げます。

色々とご相談をお受けすることも多いのですが、二人ともどちらかというと人見知りをするので(恥)お会いしたときに十分なお返事をすることができないこともあり、心苦しく思っております。

その代わりになるかわかりませんが・・・。

男性も女性も同じ。SもMも関係なく。
自分が何をうけとるかということよりも、相手をどう受け入れるか、相手に何をしてあげられるか。それこそに神経を研ぎ澄ますもののような気がします。
自分が何を欲しいのか見極めることが一番大切では・・・そう私たちは思うのです。

2008年10月19日日曜日

愛おしくてたまらないと感じた瞬間






鞭で打たれたり、辱められたり。
それは何も罰だけではなくて、主の気まぐれ、楽しみだけでされることも多い。

楽しみのときはいい。
ただ翻弄されて、従うことに恐怖は感じない。
もちろん私の喜びでもある。

でも、命令を聞けず、主の意に背いたとき。
許してくれと懇願し、主も私が罰を受けるのならと、仕方なくそれを受け入れてくれるようなとき。

主は本当に恐ろしい。







何時間も痛みと辱めの中に置かれ、
優しい言葉などまったくなく、
徹底的に見下げられ、蔑まれ、罵られる。

泣き叫ぶことは主を楽しませるだけとわかっていても、それを止められない。
純粋な苦痛と、屈辱的な快楽の苦痛と。

助けを乞う言葉も最後には途切れる。
深い深い闇の底に堕とされ、もう恥すらも感じることもなく。







私は主を神と呼ぶけれど、同時になんて邪な神だろうとも思う。
私はそういう男の人に生み出され、僕となった。

だから、ただひたすらに許しだけを待ち、耐えるだけ。






ようやく罰を与え終えてくれるとき、私はいつも、恐怖している。
主に愛されていることを知っているし、愛していない女に酷いことをするような主ではないことも知っている。
けれど、愛情と欲望というにはあまりに過酷な主の言葉、行為。
嫌われてしまったのではないか、嫌われてこうして罰を終えられるなら、それなら一生罰を受けている方がいいと、パニックになりかける。


「満足したよ」
「終わったよ」


ようやくそれが本当だとわかる。

・・・わらってください、おねがいです、
いつものようにわらってください・・・

「今日はお仕置きだから、あんまり笑顔を見せなかったんだよ」

こわい、こわいのです
おねがいです、いつものようにわらってください
こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい
おねがいですおねがいです、いつものようにわらってください

「嫌われちゃった?って感じるのかな」

はい
そんなことはあるはずがないって、わかっていても、わからなくなってしまう・・・

「よしよし^^」

きらわれたと思うのは嫌です
つらすぎます

「うんうん^^」
「大丈夫だよ^^」


涙がぽろぽろと出てくる。

「大丈夫、嫌いになんかなってないよ^^」

声をあげて泣く私を、主はあやし、宥めてくれる。

・・・私に嫌われるのではないかと、怖くなることはないのですか・・・?
そう恐る恐る尋ねてみると。

「嘘でも、思わないと言う^^」



もう。
なんて素敵な人だろうと(恥)
はい、ごめんなさい。こんな話で。
主はこんなに素敵でカワイイ人でもあるという、私の悶絶日記でした(恥)
(・・・また公開のろけ日記と言われるだろうな>< そうですとも!>< うー!)

2008年10月17日金曜日

主が私の世界の中心だと







これがどれだけ誇大妄想のような、狂人のような題名かって、
自分でもわかっている。









でも、主と過ごしていくというのは、そういうこと。
主が私の世界の中心。
主が絶対。








狂気はぶつかりあい、絡みあい、ますます深くなる。
主は私を自分の許に置くと決めたときから、女一人背負う覚悟は当たり前にしてくれていた。
どこまで信じたらいいかわからなかった最初の時でさえ、それだけは感じていた。
けれど、ここまで自分を世界の中心に据えさせることは、恐ろしくはないのだろうか・・・。








主がそれを望んでいる。
私の愛する人が、それを望んでいる。

ならば、それで良いのかも知れない。
ここはSecond Life。
私が恋人の奴隷として生きる世界。







最初から主によって生まれたのだもの。
生まれながらの奴隷と言うのは、嘘でも何でもない。

主が私の創造主。
主を神として生きる世界。

2008年10月15日水曜日

・・・咥える。

「Mの方には導かれてるって感覚もないくらいに、すんなりとそのポジションに落とし込んでやるのが理想だと、僕は思ってる」


こういうことをさらりと言うのが、主の恐ろしい所・・・。











こうして後ろ手に拘束し、口だけで脱がさせながら、不自由さにじれる私を蔑んだり。
強引に喉につきたて、私の悲鳴を聞きながら一方的に快楽を味わったり。
逆に、何時間もくつろいで私の言葉と愛撫に身を任せてくれたり。
主は私にこうさせることが好きだ。










私を「体液フェチ」と呼んでから。


いつの間にかそれは

「精液中毒」になり、

「おちんちん中毒」になって。



そう呼ばれることを受け入れるように、時間をかけられたのか。
そうなるように、時間をかけられたのか。
私が何も気づかないくらい、すんなりと。
はずかしさと惨めさを捨てさせず、それでも中毒にと。










これを書くのが、昨夜の主からの命令。

・・・しおりはおちんちんを咥えるのが大好きです。






2008年10月12日日曜日

奴隷という言葉

このところ、色々物思うこと多く・・・。
他人に優しくなかったり、余計なことを考え過ぎてしまったり、主の何気ない一言に過剰反応してしまったり、泣いたり。
実にまあ・・・ぐちゃぐちゃしていた訳ですが。

ずっと話を聞いてくれて、きちんと答えてくれる主にいつもながら感謝する。
迷いもとまどいも、全てそのまま話すようになって随分になるな・・・。







(題名と写真が全然関係ないですが^^;)


主は私とこうして過ごすようになってから、他人に寛容になれるようになったと言う。
私は真逆。何だかさらに気が強くなった様。

でも、恋がうまくいっている時は大体、男性は丸くなるもの、女は尖るもの。
だから私たちもこれでいいのかも知れない。










主に言われた。

「他の人の言う事に、心ぶれなくていいよ」

「しおりには愛されてる自信をもってほしい」
「僕が全力で愛してる、それだけの価値がある女なんだって自信もちなさい」


それが難しいのだけど・・・^^;
でも、そう自信を持たないのは、主に対して失礼・・・。












私は自分を『主にとっての奴隷』だと思ってきた。
当然、他の人から『奴隷という生き物』と見られるとは思っていなかった。
でも、そういう見方をする人の方が多いということに、このブログを始めてから気づいた。

奴隷という階級、奴隷という立場、言葉は何でもいい。
当たり前に女としては見られず、奴隷という型を前提に話をされることに戸惑った。

主はずっと前から「他の人に迎合する必要も卑下する必要もない。毅然としてればいいよ^^」と言ってくれていた。
私もその通りだと思い、そうしてついてきた。
なのに、このブログが始まってから、なぜこんなに言葉が通じないんだろう、私も相手の言っている言葉の意味がわからないことが多いのだろう。それに悩み続け、主に「ぶれなくていい、自信をもちなさい」と言われて、ようやくこの認識の違いに気づいた。











私は主の奴隷です。
それは、主が愛する女を奴隷にしたい人だから。
私たちにとって主従であることが一番自然な恋愛の形だから。
だから奴隷でいる。恋人として、よろこんで奴隷でいられる。

私は主の奴隷だけど、ただの一人の女です。
『奴隷という生き物』ではない。
主がそう望まない限りは他の人から奴隷と扱われる理由はないと、言いきることにしました。
主も「しおりは僕の奴隷で、女だよ」と言ってくれますので。












こうして、穏やかに。
主との不思議なめぐりあわせに感謝する。
静かに、主の許でずっと過ごしていく。







2008年10月8日水曜日

ここは主の世界

アン・ライスという作家がA.N.ロクロール名義で書いた『眠り姫』という本をご存知だろうか。
全3巻、グリム童話やペロー童話の『眠れる森の美女』から、眠る王女がめざめるシチュエーションだけを取り出した、全く別の成人向けの物語。


眠り姫をめざめさせたのは、異国から来た王子のキスではなく、王子による強姦。姫は晒し者にされながら裸のまま王子の国に連れて行かれ、隷属と懲罰と調教により愛し愛される世界を知り、自分の中のさらに凶暴な想いから、反抗と逃亡によってもっと厳しい場所へと自分を堕とし・・・そんな風に物語が展開していく。


最初に姫が連れて行かれた、王子の母国。
その宮廷ではたくさんの他国の王子王女が奴隷として飼われている。
それぞれの奴隷には世話係がつけられていて、毎日大切に体を磨き上げられ、髪を結いあげられ、裸体を宝飾品で飾り立てられ引き出されて弄ばれる。
この世界観が、主の想うこのSLでのBDSMと近いという。



まだ私が、恋人として愛されているのをわかっていても、それと自分の奴隷という立場(身分?)がどうつながるのかがわからなくて、苦しんでいた頃。
ともすれば卑屈になり、その暴走で自虐にまで陥っていた頃。
自分は主の恋人という最高のポジションをもらった。だけどそれは同時に、奴隷という最低のポジションも受け入れなければいけないということなのかと泣いた私に、主は


「もし僕が昔の王とか貴族みたいな立場だったら、奴隷のしおりに使用人を付ける」
「もちろんしおりが使用人に何かを命じることは出来ないんだけど、しおりは僕のことだけを考えて居ればいいように、身の回りのことは使用人にさせる^^」



そう言って、この本を教えてくれた。












私は今も自分の奴隷という立場がよくわからない。
端から見たら私は従順に仕え服従しているのだろうけれど、そうしている意識は皆無。
けれど今、私は自然に跪き、主の無言の内に主の望む行動をとりたいといつも思う。

それは愛し愛されているせつないほどのしあわせを感じているから。
恋人の喜ぶ顔が見たくて、そのために何かをする。それとまったく変わらない。
関係に不安を持たないからできる。そうでなければ、こんなことを続けられるわけがない。

一人の大人の女としてきちんと尊重されているから、屈辱でぼろぼろにされることを受け入れられる。
それをマゾヒストではない、奴隷ではないと言う人がいるなら、言ってもらってもかまわない。
私は自分が健やかに生きていくために自分を守らなければいけないのだから。












主は、自分に都合のいい奴隷を作ろうとしたことが一度もない。
暗示にかけるのがこれだけ上手な主なら、何もかもに怯えきっていた私を自分に都合のいい奴隷の型にはめることは、簡単だったはず。
でも、一度もそうしようとしなかった。


大切にされている。
同じだけ、私も主をかけがえなく想い、大切に想う。
ここは主の望む世界。私はそれの構成要素でいることが、限りなく嬉しい。












(『眠り姫』は、うっとりするようなBDSMの世界を夢見る人にお薦め。^^)


(ふてくされの顛末は、昨夜主がインした途端にロックを解除し、私に平謝り。
「ごめん!」「向きが変えられるって素敵w」「ごめんね^^;」「動けるってなんて素敵なんでしょうwww」
少しだけ、ちくちくと主をからかって、大笑いで終わった。
まあこんな日もある。写真撮っての日記アップも怒られないで済んだし^^;
笑い事で済んでよかった。色々心配してくれた友人Iに感謝。)






2008年10月6日月曜日

ふてくされる奴隷の巻

たまにはリアルタイムの普通の日記。
夜に会えるはずが、主が急用でインできないとのこと。
それは全然かまわないし、あらかじめ知らせてくれることにとても感謝しているけれど・・・。


主が昨夜、私の動きをロックして、その後それを解除しないでログアウトしたせいで、それ以降、私のアバターは動けない。向きを変えることすらできない><


そもそも、昨日、ロックされるようなことをした私が悪いというのもあるけれど・・・
(反抗した、逃げた、奴隷にあるまじき?^^;)
それはごめんなさいを言って、後で罰も受けたし、諭されもしたし、主!


罰として動けなくされるなら、仕方がない。我慢するしかない。
しかし・・・罰じゃなくうっかりで動きを封じられたままって・・・なんだか主も私もおまぬけ^^;


通常ビューアを使えばTPもできる。出られる。しかし・・・TPした地点から一歩も動けないのに、出かける勇気はありません。
せっかく「主のたまご」ですっかり怖い人になった主のイメージを挽回しようと、次はあまあまなブログを書こうと思ったのに!
今日は買い物も行こうと思ったのに!(こっちが本音)


・・・ということで、ふてくされたしおりの写真。
家の各所に設置してあるテレポーターから一歩も動けず、ふてくされて転がっている図。
このブログは全部主が撮ってくれた写真で書いているのだけど、これ一枚だけ自分で撮ってみた。こんなのを載せて、明日怒られるかも。
その時は素直に怒られるか・・・^^;;;






























 

2008年10月5日日曜日

主のたまご・3

(承前(主のたまご・1)(主のたまご・2))




「なぜお尻に精液入れさせたままか分かるかな?」

・・・わかりません。

「教えてやろう」
「精液がおまんこに入ると赤ちゃんが生まれるね」

はい

「しおりは奴隷だからそのシミュレーションをさせてやろう」
「しおりはお尻から、たまごを産むんだ」


・・・たまご?

「明日お尻にウズラのゆでたまごを入れてやろう」
「殻をむいたやつを」

・・・・・。

「たっぷりローションつけて」
「ひとつずつ、押し込んでやる」
「何個入るかな」
「入らなくなったら今度は出すんだ」


・・・たまご・・・うむの・・・。

「自分で出すんだよ」
「僕が手で受けてやろう」
「お尻から真っ白なたまごを産むんだ」


・・・。

「小さな肛門からかわいい白いたまごが顔をのぞかせて」
「僕の手の中に産み落とすんだ」


想像する。ぶるぶると震えながら、ウズラのたまごを産む自分の格好。

倒錯。背徳。
それしか感じない。
羞恥心などとっくに越えている。今さら屈辱もない。

うなずく。しぼりだすように、はいと答える。

「狂うんだよ」

・・・はい、狂います・・・。

「しおりは奴隷だから」
「僕の精液にまみれた卵を産むんだ」
「嬉しいだろ」


はい。うれしいです・・・。

「完全に僕の物になったね」
「大好きだよ、しおり」
「一緒に堕ちてくれて、僕もすごい嬉しいよ」











いつものように穏やかに笑い、私をしっかりと抱きしめてから、「また明日もたっぷり狂わせてあげるよ」と言い残して、主がログアウトする。
私は一人そのまま風呂の中で丸くなる。
膣に入った精液はそんなこともないのだろうけれど、直腸では、生体レベルでの拒否反応として、便意がきざすことがあるという。主も変なことをよく知っているなと、ぼんやりと思う。


そう、倒錯、背徳。

今さら何を驚くこともない。
私は明日、主のたまごを産むんだ。
そう思った。





翌日、主はインした私を前日と同じように服を脱がせ、バスルームに連れて行った。
座らせ、用意したたまごのオブジェクトを私に見せてから、四つん這いの姿勢をとらせる。

お尻の穴をどうやってほぐすか、丁寧に言葉をつむいでいく。
その言葉に翻弄され、抵抗こそしないものの、リラックスもできない私に力を抜かせて、ゆっくりと押し込む。
「苦しいか」と問いかけながら、たっぷり時間をかけて嬲り、たまごを体温であたためさせた後、私を座り直させ、また時間をかけていきませた。

主の命令どおりに呼吸し、力を入れ、また力を抜き。
ぎりぎりと歯を食いしばり、うめき声をあげ、そこだけに意識を集中し。


私はたまごを産み落とした。


「見てみろ」
「しおりが産んだたまごだ」


オブジェクトだとわかっている。
でも、小さな白いそれが、限りなく貴いものに思えてくる。

「ほら、しおりも触ってごらん」

主が私の体を操作し、手をさしださせ、さっきまで私の体内にあったたまごを乗せてくれる。
私は敬虔な気持ちで、それをそっと握ってみた。

ごしゅじんさまのたまご?と恐る恐る聞く私に、

「しおりと僕のたまごだよ」

主は優しく笑った。


(主のたまご・終)






2008年10月4日土曜日

主のたまご・2

(承前(主のたまご・1










私はがたがたと震えていた。

「入ってるか」

「ほら」
「何本も入れてやるよ」

言葉の恐ろしさ。
主の言葉だけに意識が集中する。
それだけで腹痛を起こし、脂汗を流すのだから、人間の感覚はなんて不思議にできているのだろう。

おなかがいたい。
もうそれしか考えられない。

それなのに主は平然と私の体に仕込んであるXciteのnipplesやclitを弄ぶ。
全身を性感帯にされている体はそれに反応し、悲鳴のような喘ぎ声をあげる。

さわらないでください。
おねがいです。
もうゆるして。

「出したいか」

はい。
おねがいです。
おなかいたい。
ごしゅじんさまといれいかせてください。

「じゃあ見てくださいって言え」

いやだ、それだけはいや。

「ほら」
「もうぱんぱんだぞ」


くるしい。
おなかいたいおなかいたい。
たすけて。

「尻の穴に浣腸されているところ」
「しっかり写したよ」


やめてください。
どうか撮らないでください。
おねがいですおねがいです。
といれいかせてください。といれいかせてください。
おなかいたいいたいいたい。

「見てくださいって」
「言え」




・・・みてください。
みてくださいおねがいですといれいかせてください。
おねがいですおねがいです。
といれいかせてくださいしおりがうんちをするのをみてください。



・・・崩壊した。








「すごい勢いだ」

笑う主。
屈辱か悲しみかわからない感情で、私は泣きわめく。
わめき声でこの音が消えればいいのに。

「いいざまだ」
「立つなよ」


立てるわけがない。
もう。
こんな姿をみられて。
汚い、一番見られたくないものまでみられて。
もう。











「ん、もよおしてきた」

「ほら、体で受けとめろ」


まだ泣き叫んでいる私の体に、主は気持ち良さそうに放尿する。


「しおりのうんちと」
「僕のおしっこがまざってる」



もう声も出なかった。
動かない私を主が無理矢理立ち上がらせ、子供にするようにお尻を拭き、体を拭く。
その恥ずかしさにも呻くことしかできない。
泣き疲れて放恣となった私の体を風呂に放り込み、弛緩したままの体を押し開き、お尻を一気に犯した。

「全部出てすっきりしたところに」
「ほら」
「串刺しだ」



ありがとうございます。
うれしいです。
おしりのあなをつかっていただけてうれしいです。

壊れた人形のように淫らなことを口走る。
内臓を直接えぐられる異様な感覚。屈辱感。
体に苦痛と快楽がこみあげてくる。

きもちいい。
おしりおかしていただいてうれしいです。
しおりのあなをぜんぶつかっていただいてうれしいです。

Xciteが体をびくびくと痙攣させる。
私は不似合いなほど甘い声をあげて、何度も何度も逝きつづける。

主も体を強く私に打ち付けながら射精した。


「精液お尻にぶちこんだぞ」
「明日まで大事に持っておけ」


・・・はい、うれしいです。
うっとりと呟く。

「少し便意が催すかも知れないけど、出しちゃだめだよ」

主は静かに私を見下ろす。
私は主の考えていることがわからず困惑する。

「理由があるんだよ」






2008年10月3日金曜日

主のたまご・1

Bedroom Boundでのことがあってから、主は私を「体液フェチ^^」とからかう。

自分にそんな傾向があるとは、これまで思ってもみなかった。
だから主に染まっただけだというと、主は、それもあるけれど私に元々その素養があったんだと笑う。

全てのことを、まず言葉だけで私にイメージさせ、頭の中だけでも、それを受け入れるように下地を作り。
けれどそれが言葉遊びにならないように、執拗にリアルな体の反応を叩き込む。
そしてさらにもっと屈辱的なことがあると吹き込み、貪欲なマゾヒズムを十分に揺さぶってから、実際のお楽しみにとりかかる。
主のいつもの手段とわかっていながら、それに抗うことはできないように、私は既に誘導されている。


この時もそうだった。
甘やかなキスをしながら、私に唾液を流し込む。
とろりと糸をひく。ぬるぬるとして、生き物の味がするもの。
主の体温であたたかいそれが、まるで奴隷の私を生かすための天上の飲みものに思えてくる。

「しおりは体液フェチだね」と暗示をかけるように主が言う。
そうです。主の体から出るもの、全部ほしいですと返事をする私。


「いつかお尻の中におしっこをあげようね」
「僕の体温で、お腹があたたかくなって、気持ちいいかもしれないよ」
「直腸のひだにおしっこの水圧で愛撫を加えてやろう」



・・・もう何も考えられなかった。
そんなことがあるの・・・?

主が言葉を続けている。
そのまま、どうやって犯し、どう射精するのか、私に言い聞かせている。
主のおしっこと精液を直腸の中にためこんで、私がどうなるのか、どれだけ苦しむのかを繰り返す。

一滴ずつ毒を垂らすように、主は言葉をつないでいく。
私は何も抗えず、ただ自分がその毒におかされてゆくのを感じているだけ。
動けない、何も考えられない。
主の言葉に犯された体が、屈辱と腹痛にもがいているだけ。

・・・壊れていく。

「出すところ見てくださいってお願いしてごらん」
「汚いうんち出すところ見てくださいって」



いやだと泣きわめく。それだけはいや。どうしてもいや。


「ほら」
「もっと突くぞ」
「もっと痛くなる」


目の前が暗くなっていく。
おなかいたい。

「出したいか」

はい。
おねがいです。

「座りなさい」

主がいつの間にか用意していたものを見て、絶叫する。
絶対にいや。
逃げようとしたけれど、既に体は主にロックされていた。

「命令だ」

「座れ」










薬液を注入しながら、主が私に言う。

「肛門がふくらんでる」
「もういっぱいか?」
「出すところ見せるんだよ」









私はがたがたと震えていた。