2011年9月30日金曜日

快楽の本質







のた打つ体に鞭。
快楽の最中に痛みを与えるのは奴隷を躾ける基本。
喘ぎながら泣きながら、どんなときでも
「ありがとうございます」
そう返事をさせられる。


従うことだけが快楽じゃない。
いたぶられることだけが快楽じゃない。


自分を放棄させられること。
自分が自分のものでなくなること。


それが快楽の本質。
健やかな行為で満たされない脳の快楽の本質。

2011年9月24日土曜日

第二回帝国緊縛芸術写真展






明日9月24日土曜日の午前0時より、
第二回帝国緊縛芸術写真展が開催されます。

これはEiko HeinkelさんのGalsArt Empireシム(通称帝国)の
建国3周年記念メインイベント。




初めて会う人に、主と私が3年以上一緒に過ごしていると言うとよく驚かれるのだけれど、私にしてみればこうしてシムが3年存続していることの方が余程凄いと思うのです。


帝国の住人たちも、多少の入れ替わりはあっても半数以上が変わらずそこで暮らしているし、店舗も最初はシムオーナーのEikoさんの縄屋GalsArtともう一つだけしかなかったのが、私の直接の友人だけでもmakikoさんのShop Makiko本店、AglaiaさんのRosengarten本店と増え、クラブK&Nは営業日ごとに賑わい・・・。


RLの事情に振り回されることが当たり前のSLで、何かを続けていくのは色々な苦労もあるでしょう。
だけどきっと住人一人一人にとって、そして勿論Eikoさん自身にとって、そこはどこよりも心のびやかにいられる大切な大切な場所であり、だからこそ住人同士の絆は固いのでしょう。
建国3周年、心からおめでとう。


今年3月に帝国緊縛芸術展として第一回が開催された写真展ですが、今回はさらにパワーアップしています。
縄と拘束に特別な思い入れを持つメンバーと友人たちは、ひそやかにそれぞれの世界を豊かに表現する術を磨き、皆半年で腕を上げていました。


彼女たちと話していると、自分の性的な方向性をきちんと受けとめている人間は、他人の性に対してデリケートで心優しいと感じます。
それは今までRLでノーマルとマゾヒスト両方の指向の女性とつきあってきた主と、ノーマルとサディスト両方の指向の男性とつきあってきた私が感じてきたことと一致しています。


時に闇のような自分の性を知っているから、他人の性や嗜好に対し想像力と奥床しさを持って接することができる。
そのときに言葉を選ぶ様に、表現にはより豊潤な奥行きを求めることができるのでしょう。
皆前回よりももっと艶かしいというのが、下見をしてきた主と私の最初の率直な感想です。


主からもお祝い代わりにとひっそりと一枚だけ参加させていただいています。
今回は文章をつける必要がなかったので私は座っていただけ、なのに緊縛芸術写真展にも拘らず縄を使わなかったという無精ぶりなのですが。
他の方々の緊張感とエロティシズムに溢れた写真の中では恥ずかしいような、私たちの日常の写真です。



会場の公開は24日0時から。
第二回帝国緊縛芸術写真展会場はこちらです。
アダルトエリアに入れる方は是非いらして下さい。
主と私も会場にはちょくちょく顔を出そうと思いますので、見かけた方はよろしければお声をかけてくださいね。




 

2011年9月14日水曜日

あと一突きで








指先でたっぷりと嬲られじらされて、私はほしいとあなたに懇願する。
ただではやれぬとばかりにあなたは私の体に鞭を振り下ろす。


痛いと声をあげればまた優しく嬲られるし、
嬌声をあげればまた痛めつけられる


ほしいものは与えられず、体はままならない。
その内に何がほしいかもわからなくなる。
ただそこから自由にしてくれるのがあなただけだということだけがわかってる。


もう体が自分のものではなくて、欲望の坩堝になったよう。




もう、あとただの一突きで、私は勝手に腰を振って快楽を貪る牝犬になってしまうよ。



 

2011年9月4日日曜日

楽しんで







あなたの言いなりになって恥知らずな言葉を口にしながら、
私はとても不思議な気持ちになる。


たっぷりと辱められて狂わされ、
あなたが与えてくれる苦痛と罰と快楽に抗えず溺れた。
そう、あなたの望むとおりになった。


それがなんだかとても自然すぎて、ずっと前にあなたが言った

「Mの方には導かれてるって感覚もないくらいに、
すんなりとそのポジションに落とし込んでやるのが理想だと、僕は思ってる」


その言葉を思い出したから。


求める言葉を何度でも繰り返す。
あなたが「淫乱マゾ奴隷」と私を嘲笑う。


それでもいい。
私が何かなんてどうでもいい。
ただあなたが楽しめるものであればいい。


差し出せるのは女の形をしたこの体一つ、心一つだから。
こんなつまらないものでよければ、喜んで差し出しましょう。
あなたの玩具、道具に。
好きなだけ弄んでほしい。


もっとあなたを興奮させたくて、
私は媚びるように体を震わせながら、もっと淫らな言葉を探す。
もっとひどいことをして遊んでとねだる。


あんなに全てを恥ずかしがってとまどっていた私が
こんなに悪い奴隷になったかと、
こんなに良い玩具になったかと、


どうか叱ってください
どうか褒めてください
どうか蔑んでください


どうか楽しんでください。


どうか。