2011年7月29日金曜日

すれ違い

この所、主は多忙にPC不調。 私は仕事が落ち着かず色々にストレスを抱え、なかなかゆっくりした時間が持てていなかった。 夜になってから大きな余震があった日にも仕事に振り回されて帰宅遅くなり、主を待たせてしまったからと急いでシャワーだけ浴びてすぐにログインして、それですぐ奴隷のしおりに戻れるわけじゃない。 気持ちの切り替えが出来ていないことに主が気づかず、それでも抱かれることは、それはそれで心などない玩具になりきる被虐の快楽にすり替えることで、いつもなら容易くできるのだけど。 その日はやっぱり余震が余計だったな。 大きな余震があったと言っても、もはや揺れが非日常ではない今...

2011年7月18日月曜日

倒錯・3

(承前(倒錯・1)(倒錯・2)) 「よくできた」「おいしかったか?」 ・・・はい 主が私の顎を掴み、顔を上げさせる。 褒めてもらえる。甘えたくて目が潤む。 撫でて。 命令に服従したことを、こんな屈辱に陶酔できたことを、どうか褒めて。 「こんなに顔を赤くして」「火照ってるな?」 はずかしくて顔を背けた。 「冷ましてやろうな」 主が一歩後ろへ下がった。 「手を後ろで組め」 言いつけ通りに背中に腕を回し、ウエストの辺りで手首を重ねた。 突き出してしまう胸がはずかしくて俯こうとしたその瞬間。 温かな飛沫が顔や胸にかけられた。 ...

2011年7月15日金曜日

倒錯・2

 (承前(倒錯・1)) 「全部お前にやる」「それも綺麗に舐めとれ」 返事はできなかった。 口答えは許されないことを知っている。 だから私は首を振り、無言のまま主にいやだと目で訴えた。 だって、いくらなんでも。 床だ、落ちているのは。 足を舐める、性器をくわえる、口を使う大抵のことにフェティシズムを持っていると言える程それに溺れる自分をわかっているけれど。 だけど床は嫌。 そんなことできない。 そんなことをしてはいけない。 「舐めろ」 自分の目に涙が滲んでいることに気づく。 お願いです、そんなことをさせないで下さい。 私は必死で主をみつめて黙って呼びかけた。...

2011年7月12日火曜日

倒錯・1

主が私を跪かせ、いつものようにこの口を使う。 髪を掴まれ頭を動かされる。 喉の奥を突かれ、繰り返しこみ上げる吐き気。 その度に呻き声と共に口蓋を開き、嘔吐しないようにやり過ごす。 えずき苦しむ声を主が楽しんでいるのを感じられれば、それは同時に被虐の快楽になる。 口中で膨れ上がったそれが一際深く咽頭を突き立てるから、きっともうすぐに吐き出されるものを味わおうと、ぎゅっと目を閉じて身構えた。 だけど主はそれを勢い良く引き抜き、ぽかんと開いたままの私の口許や胸に撒き散らすように射精した。 私は深く息を吐く。 さっきまでの強烈な胸苦しさが消えていくのを待ち、呼吸を整えながら、目...

2011年7月10日日曜日

いつの間にか

昨夜は主がRLの都合でインせず。今は年に一度のお楽しみのHair Fairが開催中なので、一昨日の夜の内に特別に首輪とカフを外してもらい、早速買い物に走り回って来たのでした。レンダリングコストを下げて、HUD類も外して。身軽になると動くのも軽くて、やっぱり楽しい。帰って来てからはデモを試し、ギフトを開けて遊んで。それから、首輪もカフもない時にしか着られない服を次々に着て遊んで。ずっと着られないでいたLuvさんのカンガルーも、ようやく着られた。アバター人生初?着ぐるみ。着てるだけでものすごく楽しい。なんでだろう、不思議な感じ。意味もなく家の中を走り回って、ぴょこぴょこと跳び回って。もう、それだけで楽しいの。その格好のまま買い物に行ったら、海外の人から「可愛い!どこで手に入れたのか教えて」というimをいくつももらってご機嫌で帰宅。ちょうどそこに遊びに来てくれた友人hに見せて、さらに友人Eが働くカフェに繰り出してみんなに見てもらって、可愛いと褒めてもらって嬉しくてまた跳ね回って。��お会いした皆様、ブログのイメージ壊しまくりで申し訳ないです^^;)そんな賑やかな夜だったのだけど、昨日はこのブログの足跡が10万を越えた嬉しい日でもありました。SLMaMeのThe...

2011年7月1日金曜日

どちらにしろ玩具

親指、人差し指、中指。主の3本の指で乳首を捻り潰されて思わず、いやと声をあげた。主は指を止める。噛んで含めるかのように私に言い聞かす。「いや、じゃないだろう」「ありがとうございます、だろう」もう一度指先に力をこめられる。ぎりぎりと強まる痛み。体がぎゅっとこわばる。いや、痛いの、痛いいたあああいいいいい「それもいただけないな」「痛いです、だろう」主が乳首から手を外す。安堵の溜め息をつこうとした瞬間、胸の肉を容赦なく平手で連打されて、私はもういやだと泣き声をあげた。痛い。「ほら」また主の指が乳首をなぞる。爪の先で優しく掻くように愛おしんでくれる。さっきまで痛めつけられていたそこはひどく敏感になっ...