2011年3月14日月曜日

48時間が経って

「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第15報)

今回の地震について、詳細に解析した結果、地震の規模(マグニチュード)を、8.8 から、9.0とします。
(平成23年3月13日12時55分 気象庁発表)



まだたくさんの人が瓦礫の下で、取り残されたビルの上で、救助を待っている。
30万人以上の人が寒さや空腹に耐え、余震と津波の恐怖と闘っている。
自衛隊、世界中からの救助隊が、必死で今活動を続けてくれている。
原発の中、生命をかけて戦ってくれている人がいる。


どうか、どうか。




安全なところにいる私たちは、少しでも日常に戻ろう。
亡くなられた方を悼み、その恐怖と無念を思い、冥福を祈りながら。
被災地に電気を送るために、情報源となるもの以外の電源をできるだけ落として、みんなでヤシマ作戦だって笑おう。不便を不安に変えないために。


怖かったら怖いと言おう。怖いのは私一人でもあなた一人でもない。
震源から遠く離れた私も、今もわずかな余震でも泣きそうに怖い。
気が昂っているのか、すぐに涙が出る。


身近な人に支えてもらい、身近な人を支えてあげよう。
世界中からの祈りの声に支えてもらおう。
こんな時にも暴動も起きず、助け合い譲り合う思いやりを持つこの国を誇りに思おう。


それはきっと、これからの長い努力のために必要なこと。
これから先できることはきっと誰にもあるから。
今安全な人は、安全であることに罪悪感を感じたりはせずに、それぞれに日常を過ごして体力や気力を保とうよ。


節電広告、これはとても素敵です。
誰でもできる被災地への協力。


地震直後から笑顔のイラストを描き続けている漫画家の井上雄彦さんと
宮城県出身の作曲家菅野よう子さんのコラボレーションです。
「きみでいて ぶじでいて」





ぶじでいて。




3月19日午前追記。「東京の人間の電力需要を満たすために福島に原発がつくられている事実」(茂木健一郎氏のtweetより)を私は全く考えていませんでした。福島で現在決死の作業が続けられている原発は東京電力のものだとわかっていたのですから、それが関東の電力の為であると本来きちんと認識できていなければならなかったことです。
不見識を恥じ、東北の皆様に深くお詫び致します。関東の住人の誤解の一つの典型として、あえて本文は修正せず、この追記によって訂正の意を表させていただきます。申し訳ございませんでした。

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