その恥さえ誇り
私は毎日主の前に膝をつく。
主の好きなもので身を飾り、いつでも触れてもらえるようにと裸同然の体を晒す
それは屈辱的でないことはないけれど、
私はその屈辱すら誇らしい。
膝をつき手をつき、主を見上げる。
世界中で私だけに許された服従。
これが誇りでなくてなんだろう。
跪き足を舐め、ありがとうございますと小さな声で言う。
その屈辱を歓び、惨めさにうっとりと酔う自分の倒錯加減を恥じるけれど、
私にはその恥さえも誇り。
私はあなたの奴隷でいられて幸せなのです。
こんなことが幸せと思うのはおかしいことかも知れない。
それに、奴隷指向の全くなかった私がそんなことを言うようになったかと、
あなたは笑うだろう。
けれど私はあなたにこんな服従の姿を見せられることがとても嬉しい。
受け入れ難いことだったからこそ、受け入れてそれを幸せに思うようになったことが嬉しい。
焦らない、全てを時間をかけてゆっくり楽しむあなただから
きっと先にはもっと深い服従の姿を描いてくれているのだろうけれど
それでも私は今すぐもっと強く私にそれを望んでくださいと
泣きたいような気持ちで願うのです。
もっと拘束され、服従を強いられたいと。
私はあなたを大好きで、だからこそどんな屈辱さえ喜びに変えられる。
もっと試されたいといつも思う。
理不尽であっていい、できないことをさせてください。
それを耐えられたとき、できたとき、
私はまた一つ、気持ちをあなたに伝えられると思えるのです。
けれど、それもいつか私の体は快楽に変えてしまう?
そうしたら、あなたはどうするのだろう。
私を怯えさせ、泣かせ、嫌がらせることが大好きなあなた。
許しを乞う言葉を聞くのが大好きなあなた。
もし私が、あなたのすることを全て躊躇せず受け入れる従順な奴隷になれたら、
あなたは私に飽きてしまわないだろうかと不安になる。
私は毎日主の前に膝をつく。
主の好きな淫らな衣装は、いつの間にか私の好きなものになり
いつでも触れられるようにと主に作られた体は、
いつでも触れてもらえるようにと私自身が調えるものになった。
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