2008年10月8日水曜日

ここは主の世界

アン・ライスという作家がA.N.ロクロール名義で書いた『眠り姫』という本をご存知だろうか。
全3巻、グリム童話やペロー童話の『眠れる森の美女』から、眠る王女がめざめるシチュエーションだけを取り出した、全く別の成人向けの物語。


眠り姫をめざめさせたのは、異国から来た王子のキスではなく、王子による強姦。姫は晒し者にされながら裸のまま王子の国に連れて行かれ、隷属と懲罰と調教により愛し愛される世界を知り、自分の中のさらに凶暴な想いから、反抗と逃亡によってもっと厳しい場所へと自分を堕とし・・・そんな風に物語が展開していく。


最初に姫が連れて行かれた、王子の母国。
その宮廷ではたくさんの他国の王子王女が奴隷として飼われている。
それぞれの奴隷には世話係がつけられていて、毎日大切に体を磨き上げられ、髪を結いあげられ、裸体を宝飾品で飾り立てられ引き出されて弄ばれる。
この世界観が、主の想うこのSLでのBDSMと近いという。



まだ私が、恋人として愛されているのをわかっていても、それと自分の奴隷という立場(身分?)がどうつながるのかがわからなくて、苦しんでいた頃。
ともすれば卑屈になり、その暴走で自虐にまで陥っていた頃。
自分は主の恋人という最高のポジションをもらった。だけどそれは同時に、奴隷という最低のポジションも受け入れなければいけないということなのかと泣いた私に、主は


「もし僕が昔の王とか貴族みたいな立場だったら、奴隷のしおりに使用人を付ける」
「もちろんしおりが使用人に何かを命じることは出来ないんだけど、しおりは僕のことだけを考えて居ればいいように、身の回りのことは使用人にさせる^^」



そう言って、この本を教えてくれた。












私は今も自分の奴隷という立場がよくわからない。
端から見たら私は従順に仕え服従しているのだろうけれど、そうしている意識は皆無。
けれど今、私は自然に跪き、主の無言の内に主の望む行動をとりたいといつも思う。

それは愛し愛されているせつないほどのしあわせを感じているから。
恋人の喜ぶ顔が見たくて、そのために何かをする。それとまったく変わらない。
関係に不安を持たないからできる。そうでなければ、こんなことを続けられるわけがない。

一人の大人の女としてきちんと尊重されているから、屈辱でぼろぼろにされることを受け入れられる。
それをマゾヒストではない、奴隷ではないと言う人がいるなら、言ってもらってもかまわない。
私は自分が健やかに生きていくために自分を守らなければいけないのだから。












主は、自分に都合のいい奴隷を作ろうとしたことが一度もない。
暗示にかけるのがこれだけ上手な主なら、何もかもに怯えきっていた私を自分に都合のいい奴隷の型にはめることは、簡単だったはず。
でも、一度もそうしようとしなかった。


大切にされている。
同じだけ、私も主をかけがえなく想い、大切に想う。
ここは主の望む世界。私はそれの構成要素でいることが、限りなく嬉しい。












(『眠り姫』は、うっとりするようなBDSMの世界を夢見る人にお薦め。^^)


(ふてくされの顛末は、昨夜主がインした途端にロックを解除し、私に平謝り。
「ごめん!」「向きが変えられるって素敵w」「ごめんね^^;」「動けるってなんて素敵なんでしょうwww」
少しだけ、ちくちくと主をからかって、大笑いで終わった。
まあこんな日もある。写真撮っての日記アップも怒られないで済んだし^^;
笑い事で済んでよかった。色々心配してくれた友人Iに感謝。)






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