(承前(主のたまご・1)
私はがたがたと震えていた。
「入ってるか」
「ほら」
「何本も入れてやるよ」
言葉の恐ろしさ。
主の言葉だけに意識が集中する。
それだけで腹痛を起こし、脂汗を流すのだから、人間の感覚はなんて不思議にできているのだろう。
おなかがいたい。
もうそれしか考えられない。
それなのに主は平然と私の体に仕込んであるXciteのnipplesやclitを弄ぶ。
全身を性感帯にされている体はそれに反応し、悲鳴のような喘ぎ声をあげる。
さわらないでください。
おねがいです。
もうゆるして。
「出したいか」
はい。
おねがいです。
おなかいたい。
ごしゅじんさまといれいかせてください。
「じゃあ見てくださいって言え」
いやだ、それだけはいや。
「ほら」
「もうぱんぱんだぞ」
くるしい。
おなかいたいおなかいたい。
たすけて。
「尻の穴に浣腸されているところ」
「しっかり写したよ」
やめてください。
どうか撮らないでください。
おねがいですおねがいです。
といれいかせてください。といれいかせてください。
おなかいたいいたいいたい。
「見てくださいって」
「言え」
・・・みてください。
みてくださいおねがいですといれいかせてください。
おねがいですおねがいです。
といれいかせてくださいしおりがうんちをするのをみてください。
・・・崩壊した。
「すごい勢いだ」
笑う主。
屈辱か悲しみかわからない感情で、私は泣きわめく。
わめき声でこの音が消えればいいのに。
「いいざまだ」
「立つなよ」
立てるわけがない。
もう。
こんな姿をみられて。
汚い、一番見られたくないものまでみられて。
もう。
「ん、もよおしてきた」
「ほら、体で受けとめろ」
まだ泣き叫んでいる私の体に、主は気持ち良さそうに放尿する。
「しおりのうんちと」
「僕のおしっこがまざってる」
もう声も出なかった。
動かない私を主が無理矢理立ち上がらせ、子供にするようにお尻を拭き、体を拭く。
その恥ずかしさにも呻くことしかできない。
泣き疲れて放恣となった私の体を風呂に放り込み、弛緩したままの体を押し開き、お尻を一気に犯した。
「全部出てすっきりしたところに」
「ほら」
「串刺しだ」
ありがとうございます。
うれしいです。
おしりのあなをつかっていただけてうれしいです。
壊れた人形のように淫らなことを口走る。
内臓を直接えぐられる異様な感覚。屈辱感。
体に苦痛と快楽がこみあげてくる。
きもちいい。
おしりおかしていただいてうれしいです。
しおりのあなをぜんぶつかっていただいてうれしいです。
Xciteが体をびくびくと痙攣させる。
私は不似合いなほど甘い声をあげて、何度も何度も逝きつづける。
主も体を強く私に打ち付けながら射精した。
「精液お尻にぶちこんだぞ」
「明日まで大事に持っておけ」
・・・はい、うれしいです。
うっとりと呟く。
「少し便意が催すかも知れないけど、出しちゃだめだよ」
主は静かに私を見下ろす。
私は主の考えていることがわからず困惑する。
「理由があるんだよ」
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