ソファを買うはずが家まで買っちゃった話の続きです。
フツー家にあわせてソファを買い替えるもので、ソファにあわせて家は買い替えないでしょう^^;
SLならではの話ではありますが。
でも、主のこういう時のカンは、大体良い結果になるのですよ。
ご自分では「右脳の閃きw」と言われますが(w) 主がふっと思いつきで始めることは、すごく素敵なことになるのです。
という訳で、まっすぐ家に帰って、片付けを始めて。
一つ一つ、オブジェクトをtakeしている最中に、着ボン友達(ボンデージ着用仲間w)のHがいつものようにふらりと登場。
急な展開でさすがに少々ばてていた主と私も座って、しばしおしゃべり。
(あ、主は立って蕎麦打ちしてくれてたんだ^^;)
H「じゃあこの家は今日が見納めになるの?」
主「そうだね^^」
H「新しい家、隠し部屋とか仕掛けがいっぱいあるといいなあ」
私「ないっっっ!!!^^;」
私「家の中の片付けが終わって、最後に家をtakeしたら泣いちゃいそうだ><」
H「しおりさん、泣きたくなったら飛び込んできていいからね^^」
私「うん、アナタの胸に飛び込むから泣かせて;;」
H「いえ、うちの檻に飛び込むの」
あれ^^;
こんなオバカな会話をしている内に、夜も遅くなって来て。
Hが帰った後、最後に残していた1階の全てのものをtakeして。
二人でテラスに出た。
私が初めてここへ来てから、約10ヶ月。
主との最初の時間を、この家で過ごしてきた。
最初は無我夢中、今は夢中で過ごして。
一番最初の頃は、ほとんどの時間をredroomで過ごしていた。
何もかも怖くて、地上のこの家でもミニマップに人影が映る度にredroomに戻ってた。
それから、少しずつ慣れてきて、家の中にいれば怖いことはないとわかってきて。
でもその頃にテラスを裸同然で四つん這いで歩かされて。
それでも、主がいれば怖くない、主がいれば大丈夫、だから主の命令は無条件で従える、そう少しずつ思えるようになった。
桜で埋まっていたテラスがさみしくなって、私が「大きな楓の木を一本でいいから植えたいです」と言ったときに、もう主は家を建て替えるのもいいなと考えていたらしい。
前にも書いたように私は何かが変わっていくことがとても怖い。
いつもしている首輪の次に、散歩用の首輪を渡された。四つん這いで歩くとき専用に。
それは、その後すぐにXciteのHUDを買ったために必要がなくなった。
「もう使わないから大事にしまっておきなさい」と言う主に、私は「でもこれは私が最初に這って外出したときの首輪だから、まだたまにでもいいから使ってほしい」と我が儘を言った。
主にはそのときは伝わらなかったようだけれど、私は、使う道具が変わることで変化するかも知れない主の気持ち、自分の気持ちが怖かった。だから不必要になった首輪にもこだわった。
そんな小さな変化さえ怖がっていた私が、季節の変化を受け入れ、楽しむようになって。
主と二人で過ごしていけることを私が信じていると、主も私を信頼してくれるようになったんだと思う。
なんてセンチメンタルにひたりながら、でも、はっと気づく。
私は10ヶ月しかここで過ごしていない。
主は自分でこの土地を手に入れ、この家を建て、ここで過ごしてきた。
私と出会う前、もっと長い時間がある。
私が来る前からの色々な思い出が、主の中にはたくさんある。
当然、しあわせだった時間も、辛かったこともあるはず。
「ごめんなさい」
「私より、ご主人さまにはもっと沢山の思い出がある家ですものね」
「うん、でもこれからまた、色々楽しいことがある」
「それが楽しみ^^」
*><*
そうして、テラスを取り壊して。
最後に、この白いお邸をtakeすると。
ひっっっろーーーーーーーい!!!!!
・・・そうだ、私は大地主さんのところに、奴隷で拾ってもらったんだった^^;
思わずそう言うと主が笑った。
広い場所で跪いていると、とりあえず四つん這いでぱたぱた走り回ってみたくなる私。
もちろんこの時もそうしましたとも。
主に周囲を見ていてもらいながら^^
「これから始まることもあるんだから^^」
主がおだやかに言う。
だから私は「はい^^」とだけ返事をする。
そして、何もない所に、新しい家を出して。
もう眠らなければいけない時間だったので、とりあえず切っ掛けになったソファを出して、二人で座ってみた。
シンプルで洗練されたAbissの家に、時間の流れを感じさせる豪奢なRELICの家具はよく似合った。
ここが主と私の新しい家。
私たちが過ごしていく場所。
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