2009年9月18日金曜日

マゾヒストの体

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(毎度お馴染み、写真と本文は関係なし^^;)



主が私の顔を覗きこんで笑う。


だけど私は主の手元から目を離せない。


今にも乳首を挟もうとしている洗濯ばさみを掴んだ主の指から、少しずつ力が抜かれていく。


見たくない、だけど見なければもっと怖い。

それがどれだけ痛いものか知っている私は、歯を食い縛る。
喉の奥から込み上げてくる悲鳴を飲み込む。

もう間もない苦痛への恐怖。だけど魅入られたように、私はそこから目を離せない。




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最初の痛みは鋭い。

息を止めて、口を開いて、声をあげずに体を硬直させて耐えて。

こらえきれず息を吐いたときには、もう体と心は痛みを受容している。

そう、主が私に与えるものを受け入れている。



乳房を平手打ちし、やめてくれと泣き声をあげる私を楽しみながら、主はそのまま洗濯ばさみを摘んで揺らした。


いたい
いたい
いたい
いたい
いたい


けれど乳首の先端の痛みはもっと内側の痛みに変わり、息をするのもやっとだった激痛が別の苦痛に変わっていく。


挟まれ潰されて、硬く膨れ上がる乳首。

鬱血し、普通では考えられないような暗い紫色に変わり、まるで熟れ過ぎて潰れかけた小さな木苺のよう。




主はさんざんに乳房を嬲り、乳首を嬲り。

「鞭で叩き落としてやろうか」

主が笑う。

私はただただ痛みをこらえ、かすれた声をあげる。



呼吸が浅く弱くなっていく。


胸に伝わる痛みが恐ろしくて腕も動かせなくなった私を見て、ようやく主がまた洗濯ばさみを掴んでくれる。


潰れた木苺の凹凸にしっかりと食い込んだそれは、もう皮膚と馴染み過ぎていて、外そうとすればそれは生皮を剥がすようで。


お願いだからお願いだからゆっくり外してくれと私は絶叫する。


つけた時と逆の動き。

ゆっくりゆっくりと主の指に力が加えられていく。


わずかに洗濯ばさみが離れた場所に、襲いかかるように流れ込む血液。

火傷のような表面の激痛。
本当に痛いのはこの瞬間。

もう私も悲鳴を抑えることはできない。

じわじわと乳首が解放されていくのに比例して、痛みが脳に突き上げてくる。


自分のものとも思えない太い叫び声をあげて、床をつかみ絨毯に爪をたて、のたうつようにして痛みをやり過ごした。





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色づき変形した乳首は冷たい。

そっと口にふくんでくれた主の温かさで、初めて気づいた。


まだいたい

いたい

けれど、柔らかな唇と優しい舌は、ずきずきと痛む乳首にあくまで甘くて、私の体はもうとろけている。


やっと体中の力が抜けていく。
深く深く解放されていく。


けれど痛みがおさまる頃にはまた噛まれ、もうずっと膨れ上がった形のままの乳首を、こんな醜くなってしまったと私が言うと主は


「どこが醜い?」

「俺の好きな乳首だ」
「マゾの体だよ」



そう言って笑った。



それでもどうして痛みを乞うのか、私にもよくわかりません^^;よろしければいつもの応援拍手ぽちお願いします^^

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