恥ずかしさ
私の体は主が作ったもの。
主が自分の好みと私の指向と反応を見ながら、色々なものを選び、丹念に手を加え、作り上げたもの。
その恐ろしいほど感じやすく作り上げた体を使って、主は私に、体と同じくらい感じる感受性を育てようとする。
だけど主が常に私に言うのは
「恥ずかしさを忘れないように」
「羞恥心をなくしてはいけないよ」
一年前も、今も、常に変わらず私に求めること。
なのに主はより恥ずかしいこと、より辛いことを私にさせて、
反応する体を嘲笑う。
自分の中のマゾヒズムを恥じる私は
それを咎められる安堵と、
そこからさえ快楽を得られる心への嫌悪で混乱し。
いっそ心などなくていい、
ただ主の道具でいられればいいと、芯から思う。
罵られながら、それでももっと強い苦痛と屈辱を欲しがってしまう淫らな私を蔑み、弄び。
少しずつ狂い崩壊していく姿をたっぷりと楽しみ。
そうして時間をかけて苛みながら、それでも主は私を
恥ずかしさを忘れ、よろこんで裸の体を開くような奴隷にはさせてくれない。
だから私はきっと、ずっと苦しみ続ける。
楽になれることなんて、きっと、ない。
それでも、主だけが私を罰し、許してくれるから。
主は私の恋人で、私の主人で、
私の神。
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