2011年12月31日土曜日

今年もありがとうございました

写真はハロウィンの仮装から。 今日は2011年の最後の日。 2012年最初の日の前日。 主は冬休みに入りましたが、私は今日もまだ仕事。 大晦日なんて嘘のような、慌ただしい年の瀬です。 今年は3月の大きな震災、そこから今も続いている原発事故の影響と、 今何を振り返っても、全てそこに行き着いてしまいます。 この正月におめでとうと言えない人たちがたくさんいることを思い、 仮設住宅や避難先にいる人たちを思い、 何もできないけれど、やはり心をそこに寄せています。 主との生活は、この2ヶ月程をほぼ完全に二人きりで暮らし、 今までにはなかったその状態はやはり特に私に変化を...

2011年12月25日日曜日

Season's Greetings

Dear all,Happy Holidays!この書き出しも4度目。変わらぬクリスマスを迎え、お正月はどうしようかと話せるそのことが何よりも幸せなことなのでしょう。主も私も忙しくとても疲れているので、大変申し訳ないのですが、いくつか頂いたお誘いも全て辞退させて頂いてただ静かにゆっくりと、互いに甘えて過ごしています。皆様にはどうか素敵なクリスマスを。愛をこめて。akirashio...

2011年12月3日土曜日

アイコン

拘束からも苦痛からも解放され、穏やかに抱かれて満ち足りる至福の時間。少し前までの私の乱れ様をからかい、さらに淫らな誘いを口にする主に、私はその体温に包まれた安心感から、うっとりと答えた。・・・ご主人さまが望まれるなら、何でも。お好きなように「そうするよ」と笑って髪を撫でてくれる主。見上げるととても楽しそうな顔をしているから、なんだか悔しくなってふくれながら言葉をついだ。・・・すごいですよね。3年前の私なら、絶対こんなこと言わなかったです「いわゆる『調教された』かな?w」・・・悔しいけれどそうかも知れない「はは^^これが楽しいんだよね」・・・私は楽しくないやい調教って言葉があんなに大嫌いだったのにねなんでサディストとマゾヒストがつきあうときには必ず主従で、することはなんで調教になっちゃうんだって思ってたのにねふて腐れ気味の私に主は何も動じず、優しく答える。「言葉は言葉なんだけどね」「要は自分の好みに仕立てていく楽しみなんだよ」3年以上前のこと。「自分に仕えろ」と主が私に言っていた言葉は、なんとも可愛らしいことに、自分好みの女になってほしい、奴隷が主人に仕える様に何の疑いもなく信頼してほしい、そして愛してほしいという意味だったことを思い出す。「はい、ありがとうございます」という言葉を最初に叩き込まれ常にその言葉を繰り返させられ、そうして時間をかけてできたのは、昔よりもずっとよく「ありがとう」を口にする私。その変化は主と一緒でない時の私にも勿論自然に影響してる。誰に対してもありがとうとたくさん口にするようになって、感謝することがたくさんあるのに気づく。順序が逆でもいい。これが調教というものであってもいい。だってこれは主が私に与えてくれた善いものの一つ。主の言葉はまるでアイコンのよう。調教と言いつつ、それはまるで願いのよう。私を奴隷と呼ぶ言葉は、まるで正反対の意味を持つかのよう。そして私も奴隷の証の首輪や枷をつけていながら、主以外の誰にもそんな扱いをさせない。自分が主の奴隷だと自覚しているくせに、同時に恋人として掌中の珠のようにこの上なく大切にされていることも十分わかってる。マゾヒズムという身の内に抱える矛盾に慣れた私には、それを語義ではなくアイコンとして捉えた主の言葉の理解が容易かったのかも知れない。最初こそ戸惑ったものの、不思議な程すんなりとこの生活に私が馴染んだと主は言っていた。以前、主と私のもとに何人ものM女さんがこのブログを読んで苦しい胸の内を打ち明けに訪れてくれていた頃、私は自分の書く言葉にとても臆病になっていた。ひっそりと主への恋文として書いているものが他人の何かに触れてしまうことは、私には泣きたいほど恐ろしく、けれど貴いものだったように思う。なのに最近は、他人に会えば会う程、私が綴ってきた言葉が生んだ誤解を解くことに必死になっていた気がする。閉じ込められて主のことだけを見ていればいい今は。主がそれを望み私もそれを望んだ今は、もう逆に言葉くらい自由でいてもいいかなと思う。アイコンのような言葉、それを理解する私、どちらも人から誤解されるなら誤解されるままでいい。しばらく休んでいた後、閉じ込められた途端に文章を書けるようになったのが、何より自分も楽になった証拠。主と二人でいれば誰にも迷惑をかけないで済むし。もうしばらくこのまま、閉じ込められて心自由なままでいようと思う。shiori、IM...

2011年11月24日木曜日

HMV

ニッパーしおり。私がやると Her Master's Voice になっちゃうし、そもそも主は元気なのだけど。幽閉生活になる数日前に、たまたま主が買い替えてくれたラジオがこの蓄音機型。見た目も良く聴ける局も多く、曲ごとにタイトルもアーティスト名も表示されるので今までのラジオの中で一番のお気に入り。この所、二人ともRLも含めてだいぶ疲れていたので、こんな他愛ない遊びでとてもリラックスしています。不自由だけどとても自由...

2011年11月19日土曜日

続・道具

そこは私自身にとてもよく似ていていつでもぬるぬると軟体動物のように蠢きながら飢えているだから主がこうしてその道具を与えてくれるとやっと欠けていたものを埋められたようでやっと虚ろな穴を塞いでもらえたようで私の体はひどく歓んでしまう主のものを飲み込むための場所なのにそんな道具を突っ込まれて喘ぐはしたなさは結局その空虚を充たしてもらえれば何でもよいのかと主にそう見られているようで簡単に言ってしまえばモノに犯されて感じる淫らを咎められたいのか知られたいのかどちらにしろ主に楽しんでほしいのはいつもと同じだから思いきり蔑まれていたいその道具はこうして女の体の中を抉って狂わせるためだけにできているから私も...

2011年11月16日水曜日

道具

主の膝にじゃれついて遊んでいたら、よしよしと撫でられる代わりに鞭で追い立てられ打たれて遊ばれた。甘えて楽しんでいたはずが、楽しまれる側になってしまった。予想を裏切られると緊張するし、緊張は快楽への集中の前触れだ。主は首輪の鎖を引き、その道具に腰を下ろせと言う。そこには突き出た男の性器をグロテスクに模したもの。いやだと言うことは許されてないし無駄なこと。だから小さく「それは苦手です」と言ってはみるものの、そんな言葉を聞く主ではない。諦めて足を開いてそこにまたがり、場所を確認して手をついて目をつぶり。まだ閉じた、けれどもうとろとろと溢れそうな決壊寸前の自分の性器に、それの先をあてた。つぷり。そう...

2011年10月23日日曜日

何を謝るの

ごめんなさいと言うときは何を謝っているんだろう苦痛や快楽が許容量を超えて、このままでは崩壊してしまいそうだからごめんなさいと許しを乞い、もうやめてくれと願うのかこんなに苦しいのに体を蕩けさせて何度でもいきまくる体の淫らさを詫びているのかどうか許さないでくださいこのままずっと許さないで苛んでください罪が深いからこそ、共に罪を負ってくれるあなたが誰よりもいとおしいのです...

2011年10月5日水曜日

俺だけ

・・・自分で自分のことをどうにもできなくなってあなたの玩具になって痛くされたり気持ちよくさせられたりするだけになる私の望みも何も関係なくただあなたの使いたいように使われるだけになるそれが大好きだからその時にされることさせられること全部好き痛いことも嫌なことも大好き私がそう言うと、あなたは笑って答える。「そんな変態を楽しんでやれるのは俺くらいだよ」・・・そんな変態?「そうだよ?」「お前は痛いのが大好きなマゾの変態だ...

2011年9月30日金曜日

快楽の本質

のた打つ体に鞭。快楽の最中に痛みを与えるのは奴隷を躾ける基本。喘ぎながら泣きながら、どんなときでも「ありがとうございます」そう返事をさせられる。従うことだけが快楽じゃない。いたぶられることだけが快楽じゃない。自分を放棄させられること。自分が自分のものでなくなること。それが快楽の本質。健やかな行為で満たされない脳の快楽の...

2011年9月24日土曜日

第二回帝国緊縛芸術写真展

明日9月24日土曜日の午前0時より、 『第二回帝国緊縛芸術写真展』が開催されます。 これはEiko HeinkelさんのGalsArt Empireシム(通称帝国)の 建国3周年記念メインイベント。 初めて会う人に、主と私が3年以上一緒に過ごしていると言うとよく驚かれるのだけれど、私にしてみればこうしてシムが3年存続していることの方が余程凄いと思うのです。 帝国の住人たちも、多少の入れ替わりはあっても半数以上が変わらずそこで暮らしているし、店舗も最初はシムオーナーのEikoさんの縄屋GalsArtともう一つだけしかなかったのが、私の直接の友人だけでもmakikoさんのShop...

2011年9月14日水曜日

あと一突きで

指先でたっぷりと嬲られじらされて、私はほしいとあなたに懇願する。ただではやれぬとばかりにあなたは私の体に鞭を振り下ろす。痛いと声をあげればまた優しく嬲られるし、嬌声をあげればまた痛めつけられるほしいものは与えられず、体はままならない。その内に何がほしいかもわからなくなる。ただそこから自由にしてくれるのがあなただけだということだけがわかってる。もう体が自分のものではなくて、欲望の坩堝になったよう。もう、あとただの一突きで、私は勝手に腰を振って快楽を貪る牝犬になってしまう...

2011年9月4日日曜日

楽しんで

あなたの言いなりになって恥知らずな言葉を口にしながら、私はとても不思議な気持ちになる。たっぷりと辱められて狂わされ、あなたが与えてくれる苦痛と罰と快楽に抗えず溺れた。そう、あなたの望むとおりになった。それがなんだかとても自然すぎて、ずっと前にあなたが言った「Mの方には導かれてるって感覚もないくらいに、すんなりとそのポジションに落とし込んでやるのが理想だと、僕は思ってる」その言葉を思い出したから。求める言葉を何度でも繰り返す。あなたが「淫乱マゾ奴隷」と私を嘲笑う。それでもいい。私が何かなんてどうでもいい。ただあなたが楽しめるものであればいい。差し出せるのは女の形をしたこの体一つ、心一つだから。...

2011年8月16日火曜日

たまには女子的お楽しみ

*主のお気に入り、更新しています。あちらは本文で書いた最近のお楽しみから。こちらからどうぞ。写真は今年のシャングリラの花火の夜のもの。大きな写真を小さくトリミングすると、どうしても暗さが目立ってしまって難しいなあ・・・。シャングリラは毎年、夏の夜に素敵な演出をしてくれます。管理人さんには大感謝。この夜は、たまたまIMをくれた友人hも呼びつけて、海の上の小島で3人でゆっくりとおしゃべり。早い人はもう夏休みが終わってしまったのかな?主と私はまだ休みを満喫中。最近の私たちはボールルームに通う楽しみを覚えまして。シャングリラの海底のダンスフロアはもちろん、あちらこちらのボールルームに盛装してお出かけするのです。主のお気に入り最新の写真は、そんな中での一枚。普段は絶対に首輪を外してくれない、何かのために外してもそれが終わった途端にすぐに着けさせる、顔に似合わず厳格にして暴君の主が(←言いたい放題)ドレスコードの厳しい所に行く時には外そうかと言ってくれるくらいですから、二人ともなかなかこのおめかしをしてお出かけの楽しみにはまっております。ドレスはね、普段はそんなものを着もしないくせに(いつもシルクやカミスクばかりじゃん!)何枚も持っていたのですが、アクセサリーをほとんど持ってなかったのです。だって普段がごつい首輪、手首と足首にはこれまたごついカフ(枷)着ける余地がないので、どんな素敵なものを見つけても買ったことがなかった。と、そんなときに見つけたのがPlatinum...

2011年7月29日金曜日

すれ違い

この所、主は多忙にPC不調。 私は仕事が落ち着かず色々にストレスを抱え、なかなかゆっくりした時間が持てていなかった。 夜になってから大きな余震があった日にも仕事に振り回されて帰宅遅くなり、主を待たせてしまったからと急いでシャワーだけ浴びてすぐにログインして、それですぐ奴隷のしおりに戻れるわけじゃない。 気持ちの切り替えが出来ていないことに主が気づかず、それでも抱かれることは、それはそれで心などない玩具になりきる被虐の快楽にすり替えることで、いつもなら容易くできるのだけど。 その日はやっぱり余震が余計だったな。 大きな余震があったと言っても、もはや揺れが非日常ではない今...

2011年7月18日月曜日

倒錯・3

(承前(倒錯・1)(倒錯・2)) 「よくできた」「おいしかったか?」 ・・・はい 主が私の顎を掴み、顔を上げさせる。 褒めてもらえる。甘えたくて目が潤む。 撫でて。 命令に服従したことを、こんな屈辱に陶酔できたことを、どうか褒めて。 「こんなに顔を赤くして」「火照ってるな?」 はずかしくて顔を背けた。 「冷ましてやろうな」 主が一歩後ろへ下がった。 「手を後ろで組め」 言いつけ通りに背中に腕を回し、ウエストの辺りで手首を重ねた。 突き出してしまう胸がはずかしくて俯こうとしたその瞬間。 温かな飛沫が顔や胸にかけられた。 ...

2011年7月15日金曜日

倒錯・2

 (承前(倒錯・1)) 「全部お前にやる」「それも綺麗に舐めとれ」 返事はできなかった。 口答えは許されないことを知っている。 だから私は首を振り、無言のまま主にいやだと目で訴えた。 だって、いくらなんでも。 床だ、落ちているのは。 足を舐める、性器をくわえる、口を使う大抵のことにフェティシズムを持っていると言える程それに溺れる自分をわかっているけれど。 だけど床は嫌。 そんなことできない。 そんなことをしてはいけない。 「舐めろ」 自分の目に涙が滲んでいることに気づく。 お願いです、そんなことをさせないで下さい。 私は必死で主をみつめて黙って呼びかけた。...

2011年7月12日火曜日

倒錯・1

主が私を跪かせ、いつものようにこの口を使う。 髪を掴まれ頭を動かされる。 喉の奥を突かれ、繰り返しこみ上げる吐き気。 その度に呻き声と共に口蓋を開き、嘔吐しないようにやり過ごす。 えずき苦しむ声を主が楽しんでいるのを感じられれば、それは同時に被虐の快楽になる。 口中で膨れ上がったそれが一際深く咽頭を突き立てるから、きっともうすぐに吐き出されるものを味わおうと、ぎゅっと目を閉じて身構えた。 だけど主はそれを勢い良く引き抜き、ぽかんと開いたままの私の口許や胸に撒き散らすように射精した。 私は深く息を吐く。 さっきまでの強烈な胸苦しさが消えていくのを待ち、呼吸を整えながら、目...

2011年7月10日日曜日

いつの間にか

昨夜は主がRLの都合でインせず。今は年に一度のお楽しみのHair Fairが開催中なので、一昨日の夜の内に特別に首輪とカフを外してもらい、早速買い物に走り回って来たのでした。レンダリングコストを下げて、HUD類も外して。身軽になると動くのも軽くて、やっぱり楽しい。帰って来てからはデモを試し、ギフトを開けて遊んで。それから、首輪もカフもない時にしか着られない服を次々に着て遊んで。ずっと着られないでいたLuvさんのカンガルーも、ようやく着られた。アバター人生初?着ぐるみ。着てるだけでものすごく楽しい。なんでだろう、不思議な感じ。意味もなく家の中を走り回って、ぴょこぴょこと跳び回って。もう、それだけで楽しいの。その格好のまま買い物に行ったら、海外の人から「可愛い!どこで手に入れたのか教えて」というimをいくつももらってご機嫌で帰宅。ちょうどそこに遊びに来てくれた友人hに見せて、さらに友人Eが働くカフェに繰り出してみんなに見てもらって、可愛いと褒めてもらって嬉しくてまた跳ね回って。��お会いした皆様、ブログのイメージ壊しまくりで申し訳ないです^^;)そんな賑やかな夜だったのだけど、昨日はこのブログの足跡が10万を越えた嬉しい日でもありました。SLMaMeのThe...

2011年7月1日金曜日

どちらにしろ玩具

親指、人差し指、中指。主の3本の指で乳首を捻り潰されて思わず、いやと声をあげた。主は指を止める。噛んで含めるかのように私に言い聞かす。「いや、じゃないだろう」「ありがとうございます、だろう」もう一度指先に力をこめられる。ぎりぎりと強まる痛み。体がぎゅっとこわばる。いや、痛いの、痛いいたあああいいいいい「それもいただけないな」「痛いです、だろう」主が乳首から手を外す。安堵の溜め息をつこうとした瞬間、胸の肉を容赦なく平手で連打されて、私はもういやだと泣き声をあげた。痛い。「ほら」また主の指が乳首をなぞる。爪の先で優しく掻くように愛おしんでくれる。さっきまで痛めつけられていたそこはひどく敏感になっ...

2011年6月27日月曜日

3才

3度目のRez Dayは、GalsArt Empire(通称帝国)のClub K&Nで迎えた。たまたまお店の改装祝いの花火と重なり、華やかな空をみんなで見上げながら、もうすっかり馴染みの古い友人たちに沢山のお祝いを言ってもらった、幸せな時間。以前よりもSL自体の負荷がきつくなっていることや私側のスペックの問題等で、出かけることも極端に減り、主を最優先するために手も回らず気遣いきれないたくさんのこと・・・私は昔より何もしてあげられなくなったのに、今でもこうして仲間として迎えてくれる人たちがいる。感謝しています。本当にありがとう。主に与えられたshioriという名前で生まれ、二人で過ごし...

2011年6月20日月曜日

いい子だ

*主のお気に入り、更新しています。今回はこのブログと同じテーマ。こちらからどうぞ。後ろ手で拘束されながら挿入される、それが嫌いなマゾの女はいないだろう。主は私の体をじわじわと刺し貫いた。どれだけ慣れてはいても、最初の瞬間のそれはめりめりと広げられる苦しみ。思わず腰を引いて逃がれようとした私を抑えつけ、耳元で囁いた。「いい子だ」「俺の玩具」もがいていた体が止まる。そんなことを言われたら。ぬるぬると蠢く粘膜が膨れあがり、主の動きに合わせてめくれあがり、また巻き込まれる。体がぐちゃぐちゃになって、もう受け入れてる。「ほらもっと」「俺を楽しませろ」・・・ああそう、私の体だけが主の玩具なのではない。私...

2011年6月18日土曜日

Haven Designs閉店

いきなり古い写真でごめんなさい。Haven Designsのものは随分たくさん持っているけれど、その内一番最初に手に入れたのが、この服。カミスクとしてもとても大人しいデザイン。家庭内露出狂の今では、もうまず選ばないデザインかも知れない。でもね、私だって最初から今のように露出の多い服装をしていたわけではない。少しずつ、自分が美しいと思うもので主の世界に馴染むものをみつけ、そこから段々と今の主と私のスタイルができてきた。主が選んだ家、庭、建造物に家具に小物、そういうものは全て私の世界観に影響を与えたと思う。その中で私が選んだものは、当然、次に主が選ぶものに影響を及ぼしたとおもう。そうしてこのThe...

2011年6月13日月曜日

狂気の時間へようこそ

「見えない所から打たれるのと、見えるように打たれるのはどちらの方がいいんだろうな」私は見えない方がいいと答える。見えたら怖いから。逃げられもしないのに、次々と襲ってくる苦痛を数え皮膚の色がかわっていくのを見ているのは耐えられないから。それなら目を閉じて歯を食いしばって耐えさせられる方がいい。「いや、でもしおりには見せつけながらの方がいいかな」どうして?「痛いのが嫌なのと、痛くして欲しいのが混ざったしおりの表情が見られるだろ?」主が笑う。「しおりの目の前に鞭をさしだして」「使い込んだ革の匂いをたっぷり嗅がせて、やさしく頬や首筋に滑らせてやって」「しなやかさをしっかり確認させてから」「体の色んな...

2011年6月9日木曜日

駄目奴隷

最近は叱られてばかり。じらされてじらされて、気が狂いそうな程ほしくなった後に与えられた瞬間って、もうそれだけで、おかしくなるでしょう?私の体はそれを待ち焦がれ過ぎていて、ひとりでに動いてしまい、ひとりでにいってしまう。主に許可を求める間もなく。勝手に硬直し、痙攣し、弛緩してしまう。勝手に満たされてしまう。そう虚無のような私の体の貪欲な満足の始まり。いけない、と思う。我に返って深く主を迎え入れ直す。その快楽をまたこらえながら、ごめんなさいと謝る。「俺が楽しめないじゃないか」「主を楽しませずにいってしまうような悪い奴隷になったのか、淫乱」・・・ごめんなさい「背中に駄目奴隷の印をつけてやろうな」主...

2011年6月4日土曜日

たおやかに

*主のお気に入り、更新しています。こちらからどうぞ。この所、RLでひどいことが続いて。見たくないものを随分見てしまった。そうだなあ、きっと今日の小沢さんにとっての鳩山さんくらい許せないものかな(笑)鳩山さんにとっての菅さんと言い換えてもよさそうだ。なんて、政治ネタをredroomで言うようでは世も末だな・・・。私も相当ささくれてるみたい。黙ってこらえるふりをして、私はそれらを心の中で切り捨てた。それでも湧き上がる憎しみをどうにか宥めすかしながら。そうして毎日やっと主の許に辿り着き、吐き出して、別の視点を教えてもらい、助けてもらい。けれど憎しみで揺れた心は荒れたまま。自分が間違っているだろうか...

2011年5月15日日曜日

幽閉

*主のお気に入り、更新しています。こちらからどうぞ。起き上がった瞬間、足の間からとろりとそれが流れ出した。突然の生理で血がこぼれ落ちたときに似て、体の栓が抜けてしまったような、なんとも頼りない感覚。私は思わず口を開き小さく声をあげる。どうした?と顔を上げる主。私は首を振る。なんでもないのです。なんでもない。大丈夫。・・・だけど。ふっと思いついてしまう。そんなはしたないことをしたら主にどう思われるだろうと考えるけど、でも、そうしたくてたまらなくなって、たまらなくてたまらなくて我慢できなくて私は自分の足の間にそっと手をやる。流れ出したものを中指でなぞる。それでも足りなくて、慎重に襞をさぐり、開き...

2011年5月5日木曜日

今ならわかるような気がするのです

もうずっとずっと前の話。 まだ私がここへ来たばかりの頃のこと。 主はにこにこと笑いながらいつも私にこう言っていた。 「悪いことをしたらお仕置きだよ」 主がお仕置きをしたいというのはわかってた。 でも私は悪い奴隷にはなりたくなかった、良い奴隷でいたかった。 その頃は友達も一人もいない、滅多に外にも出ない生活。 悪いことってどんなこと? はしたない服を着て一人でBDSMのスポットに出かけてみる? 人の視線を意識しながら道具で遊んでみる? もの欲しげにうろついてみる? そんなことしたくない。 そんなことできるわけがない。 じゃあどうしたらいいのだろう? 良い奴隷でい...

2011年5月2日月曜日

矛盾

��主のお気に入り、更新しています。こちらからどうぞ。私は主に甘やかされていると思う。私はあれもこれもと数を欲しがるタイプではないけれど、気に入ったものはどれだけ高くても欲しい。首輪やカフでの服装の不自由の分、主も私のおねだりには甘い。そうして贅沢に作られた私の体に、主は自分の楽しみのための色々なものを付け加えてくれる。主の好みのきれいなスキンに、贅沢で淫らな衣装。それに、うんと淫らな反応ができる体で。きっと私は主にとびきり大切に作られている。だけど、その体を。主は縛り歪め、痛めつけ、痕を残し、色々なもので汚し、罵り、貶める。この場所では私は立つことも許されていない。膝をつき手をつき、床を這...

2011年4月30日土曜日

変化

主が楽しいこと、私が苦手なこと。今までだってさせられたことがない訳ではないのだけど、やっぱりそれを私はとても嫌で。なるべくそうされないように、私は知らん顔で主の興味を別のことに逸らしてみたり、ごまかしてみたり、こそこそと逃げ回ったり。それを多分主も知っていて黙認していると思う。だけど主はそれを私にさせる良い機会を慎重に伺っていて。泣いても喚いても、その夜、私にはもう逃げ道がなかった。もう抵抗の術もなく、諦めてそれを受け入れ、主の前で醜態を晒した。その後の主の言葉。「このチャンスを待っていたんだよ」「一番恥ずかしい事をさせるの」・・・やっぱりこれは苦手です。はずかしい・・・「それを楽しみにして...

2011年4月26日火曜日

もう一つのThe Red Room ―主のお気に入り―

主の撮ってくれる写真と共に、私が好きなことを好きな様に書き散らすこのブログ。 私にはいくつかの小さな不満がありました。 最初に主が撮った写真を私に送ってくれるのですが、それはサイズも非常に大きなもの。 それを私が掲載の為に縮小し、さらにトリミングした時点で、もう最初の写真の美しさが伝わりにくくなってしまうこと。 主の世界観は、トリミングする前の主の構図そのままの方が伝わるので・・・それが私は残念でした。 あとは・・・当たり前ですが、私が完全な見る側になれないこと。 書き手には書き手の楽しみがありますが、主の写真についてだけは、書き手側からの楽しみ方しかできないことが不満でした。 先月、主が、新しく写真置き場を作ってくれました。 このブログで私が何を書くのも自由なように、その場所は完全な主のお楽しみ。 全てが主の世界。 恋人としての甘い写真もあるけれど、奴隷としては、私はただの被写体。 ここにある私のアバターの体は、私のものであって、私のものでない。 主の描く世界のために存在し、主が晒して楽しむ、自分の従順な所有物。 性愛も矛盾も飲みこみながら、ここで穏やかに暮らす私たちの一面。 よろしければどうぞご覧ください。 http://www.koinup.com/akira3/ これはもう一つのThe...

2011年4月22日金曜日

前夜の痛みのまま

前夜の痛みが残っているまま抱かれるのが好き。ダンサーが筋肉痛の体をさらに酷使して鍛えていくように、マゾヒストは痛みにさらに痛みを重ねられて、より深く苦痛を受け入れられるようになっていくのかも知れない。手で鞭で打たれた場所が鈍く痛む。それはなんとも気怠く、やるせない感覚。いたぶられた場所は薄皮でも剥けたのか過敏になり過ぎて、衣服が擦れるだけで疼痛と快楽の疼きを呼び起こす。ほら、やっぱり私は痛みと快楽の区別がつかない。もう今日、私の体で遊んでもらっても。これだけ痛みが残っていれば、いくらも我慢できはしないのだけど。前夜には言わないで耐えられた「お許しください」「たすけて」それも多分すぐに言ってし...

2011年4月10日日曜日

痛みと快楽の混乱

写真と違って全然緊張感のないお話。この前、痛みについて主と話していた時のこと。主が面白いことを言っていた。「僕の勝手な理論なんだけど」「痛いってのは、その痛くされた場所が痛いでしょ」「でも、痛いと感じるのを命令してるのは頭でしょう?」「痛みを加えてるときに、どこかに快感を与える」「そうすると、気持ちいい場所も気持ちいいけれど」「それを命令するのも頭でしょう?」「だから、そうすると命令系統がいい具合に混乱してw」「痛いのか気持ちいいのかわかんないけど、なんかこう陶酔していくみたいな」「そういう現象が起きてるのかとw」・・・いい具合に混乱ってどういう日本語wでも、痛みと快楽って、直接的な快楽の刺...